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2024/11/18

52週販促計画の作り方 その2

そろそろ来年の計画を立てる時期となりました。年々小売環境も厳しくなり、計画立案も難しさを増しています。販促計画を単にイベントやテーマありきで作成するだけではこの環境を乗り切れません。まずは数値の波動や与件の変化を正しく捉えることから始めましょう。

3回シリーズで販促計画の作り方の一部をご紹介しています。今回は第2回となります。

⑴ イベント週のズレから、数値のアップダウンを予測する

①カレンダーを見ながら、イベントや休日のズレを把握する

②その結果、どの週の数値がアップ(ダウン)するかを予測する

③アップしそうな週は売上を最大化し、ダウン予測週はダウン幅を最低限におさえる手をうつ

こちらも具体例をもとに説明します。

MD9週から11週は、毎年ゴールデンウィークや母の日がMD週のどこにくるかで数値のアップダウンが激しい期間です。

上記の数値では10週に売上が集中、前後週の数値が低い、青果(フラワー売上含む)が年間2位ということから、ゴールデンウィークと母の日が10週にあったと想定されます。

2025年がまさにその曜日回りで、5月5日こどもの日が(月)、母の日が同週末の11日(日)です。たとえば2023年は5月1日(月)~5月7日(日)がゴールデンウィーク週、14日(日)が母の日と2週に分かれています。

このように、MD週の祝日やイベントがどこにくるかで売上のアップダウンが発生します。

上記の事例でいうと、10週はどの部門の順位が高く食品計でも6位ですから、絶対に落とせない週です。しかし11週は年間52位、12週は年間47位と一気にダウンします。

4月からの新生活、ゴールデンウィーク、母の日とお金を使うことが多く、その後は一気に節約モード。13週に給料日を迎え、少し財布のヒモがゆるんだようです。

このようなケースでは、10週の売上をもっと上げる仕掛け、11週、12週の節約対応の仕掛けで少しでも数値をあげることがポイントです。