2024/10/22
国産野菜シェア奪還プロジェクトとは?
先日、野菜流通カット協議会主催で「加工・業務用野菜の情報交換会セミナー」が行われ、参加しました。その中で、農林水産省「国産野菜シェア奪還プロジェクト」という協議会の存在を知りました。
下表のとおり、現在、国内で消費される野菜のうち、加工・業務用が約6割 うち3割を輸入が占めています。これを「食料安全保障」の観点から、国産野菜の比率をあげようという取り組みです。
日本の食料自給率の低さは皆様ご存じのとおりです。海外から兵糧攻めをされたら存続していけないのでは、という声もあり、その観点から食料にも「安全保障」という言葉が使われています。さらに加工業務用を増やすという点がポイントとなります。
生産者側でも少しずつ取り組みが進んでおり、特に推奨されているのは「スマート農業」。そして主力野菜中心に、産地リレーをして年間安定供給を図る取り組みも進んでいます。さらにはGAP認証野菜を原料として使用する動きも大手を中心に増えてきました。
これからの食料安全保障の動き、注目しましょう。