2024/04/22
福岡の小売に学ぶ
先週、トライアル社を軸に、福岡地区の小売各社を回りました。2年前にトライアル上熊本店を訪問し、惣菜のおいしさと安さに圧倒されました。
その後は「見るべきだと思う小売はどこですか」と聞かれたら必ず「トライアルです」とお答えしていました。
そこからさらに進化しているのです。
多くの企業で時間をかけて取り組む難題をスピード感持って進めておられるように映ります。
その中でも何が一番?と聞かれたら「トライアルGO」ですね。
写真のとおり、コンビニの居抜での出店です。
① 惣菜のすごさ
スーパーセンターなど社内の他業態とのドミナントを生かし「魚屋の寿司」、他、各種できたて惣菜が配送で品揃え。 「ランチ寿司」は握り7貫+巻物4貫で390円!
② レジのシンプルさ
惣菜売場が充実しているので、コンビニのインストア、主にカウンターで売られているものは必要ない。それゆえ全てフルセルフレジ。坪効率、人件費率、大きく改善されそう。
従来のコンビニともミニスーパーとも異なるものになっていて、これが直営ですから、いわゆる「オーナーの跡継ぎ問題」は起きないでしょう。
その他の小売も10社前後回りました。九州地区は牛豚鶏肉、魚介、農産物、様々なものが九州内で手に入りますから、どの業態でも生鮮の鮮度がよく値頃。それゆえ九州発の調味料、メニューも全国で注目される。学ぶことの多い店舗調査となりました。
㈱KTMプラニングR
代表取締役 海蔵寺 りかこ